3月某日、学童の体験に行ってきました。
まぁ、予想通り”即退散”だったわけですが(笑)
小学校の中に学童が併設されているのですが、この「小学校」と「学童」を分けて理解することがまだ難しく。
「学童」と伝えても「それどこやねん」となるので、ひとまず「小学校にいって、お友達と遊んでみよう」とふわ~っと伝えてみました。
が、すでに登校拒否が始まっている長男(早すぎる笑)。
「明日小学校にいくよ」と伝えると、被せ気味にいやだ!!と。
だよね。
ママと一緒だよ。次男と3人で行くよ。
ちょっとだけ学校の中探検してみよう。
少しだけ教室覗いてみよう。
お友達と遊びたかったら遊んだらいいし、いやだったら帰ってこよう。
と、どこまで理解できたかは分からないけど、なんとか説得して出発。
歩いて数分、どこに行くにも小学校の前を通るので、登校ルートはもうばっちり。
すんなり中には入れたので、そこまで嫌な感じはなく「行かない」の言葉は不安の現れなのかも。
おそらく学童の教室に入れないだろうと予想し、校内を探検するために上履きを持参。
(以前、就学相談の時にスリッパを履かせたら、うまく歩けなくて癇癪になったから)
上履きに履き替え、学童の教室に近づくとすでに賑やかな声が廊下に響いている。
長男の表情が一気に固まったところで、ぬりっと登場する先生。
一応、事前に面談にはきているので、長男のことは話が通っているはず。
とはいえ、どんな支援が必要かはまだわからないだろうから、仕方がないんだけどさ。他にぴったりくる表現がないから「ぬりっと」って書いたんだけど、伝わるかなぁ。
すーってわけでも、にこにこ~!ってわけでも、ウェルカムッ!!ってわけでもなく、ぬりっと(伝われ!!笑)。
そのぬりっと登場した先生と挨拶をしていると、別の先生が「教室に入ってー!!」と廊下にいる子に向かって大きな声をあげる。
続けて「全然お手本になってないやんー!」と。
あ、もうだめだ。終わった。
ぬりっと先生(名前にすな笑)に指示されて上履きを脱いでいた長男が、上履きを履き直した。
「帰る」
はい、終了。
先生たちは悪くない。何も悪くない。長男が、こういう雰囲気が苦手なだけのこと。
人の多さに圧倒されているところに、大きな声。私も苦手だから、すごくわかる。
「少し不安みたいなので、一旦校内を散歩してきます」と先生に伝え、校内探索へ。
体育館の扉に「4月⚪︎日入学式のため〜」と張り紙が貼られていたので、それを読みながら「入学式の日はここにくるんだよー」と説明。
特別反応はない。ただ、探索にワクワクはしている様子。
1年生の教室、多目的室、保健室を覗いたところで、長男が「かえろっか」と。
学童の教室に戻り、先生に「今日は帰ります」と伝え退散。約5分の滞在でした。
先生は「もう少し人数が少なかったらよかったねぇ…」と、すまなさそうな声色で言ってくれたけど、ほんとのところはどうだろうか。
長男以外に、新1年生が二人体験に来ていたんだけど、その二人はすんなり中に入って過ごしていて、もうどこにいるのかわからないくらい馴染んでた。
同じ園からきているのか、母親同士も知り合いっぽく、子ども同士も友達なのかも。
こういうとき、初めての場所でもすんなり中に入り、なんとなくでも遊び始められる子っていいなって思っちゃう。
もちろん、”そっちの世界”にもいろいろ大変なこともあるんだとは思うよ。
でも、この世の中は”そっちの世界”寄りに作られているから、ぶつかる壁は絶対にこちらの方が多いし、高い。
ただね、昔よく感じていた「うちの子もこうだったらいいのに」っていう悲観的な感情はあまりなくて。
うまく言葉にできないんだけど、「生きている世界が違うんだな」っという現実を改めて感じ直させてくれる瞬間といいますか。
どこかゆるくなっていた緊張感を締め直された瞬間でしたね。
”そっちの世界”にいる人たちが、最初から手にしている”特権”があって。
その特権に気づいてくれる人たちがどれくらいいるかで、長男の学校生活が過ごしやすいものになるかが左右される。
それも理不尽な話だよなー、なんて悶々と考えながら帰宅しました。
学童にそこまで求めてはいけないのかもしれないんだけど、最後に少しぼやいてもいいですか。
体験の日から数日経ったけど、その後、様子を伺いとかはなくて。「入れないなら仕方ないね~」で終わりなんかな。療育的な支援を求められないのはわかっているけど、これが学童なら利用は難しいな、と一人でモヤモヤ。
難しいのはわかる、人が足りないだろうし。あと、気になるなら自分から言えばいいのもわかる。
でも、長男が利用する日は加配を申請することになっているし、まだ本格的な利用じゃないにしろ、1か月前からこの日に体験にいくと決まっていたわけで。
「通常の対応」で無理だから、事前に相談にいっているわけで。
と、モヤモヤ。
私も、絶対学童に行ってくれないと困る!ってわけではないし、どちらかというと「他学年との交流を機に学校へのモチベーションを上げてくれたら嬉しいな」くらいの気持ちでの利用だったからいいんだけどさ。
事前面談でいろいろ話し合っていきましょうね!って代表の方と話したんだけど、これじゃぁ学童利用できないまま1年終わりそうだ(笑)
最初が肝心なんだよーーー!!!
ってことも、ちゃんと伝えておけばよかったか。
おまめ
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おまめ